September 11 2007, No.311
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リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World
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▽フロム・エディター
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リヴァプールから帰って来ました!
いやあ、ほんっとうに素晴らしい「ビートル・ウィーク」でした。
今年のスカウスハウス・ツアーは、空前絶後といっていいくらいに楽し
く、充実したツアーになりました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。無事平和にツアー
を終えることができたのは、みなさまのあたたかい笑顔や厳しいツッコ
ミに支えられてこそでした。ほんとうにず~っと笑いっぱなしだったよう
な気がします。スタッフ一同、心より感謝しております。
バンド「水割り」のライヴも大成功でした。他のバンドには絶対にマネの
できない、ある種ファニーな存在感はまさに出色でした。もしかして今
年のBeatle Week最大の収穫だったのでは、とさえ思ってしまいます。
もちろん、彼らのライヴ・パフォーマンスが素晴らしかったことは言うま
でもありません。しかしそれ以上に、観ている人をハッピーし、思わず
話し掛けに行かずにおれないような、独特の親しみやすさが彼らには
ありました。
それにしても、なんと多くの人から声を掛けられたことか。
とにかく数えきれないくらいたくさんの人からリアクションを受けました。
ステージが終わった後はもちろん、僕らが街を歩いているだけで、いろ
んな人が寄って来るのです。
「すんごく良かったよ!」「次はいつ? どこでやるの?」「ウィスキー&
ウォーター、あんたらほんとにサイコーだよ!」「来年も絶対来てね!」
などなど…。
彼らは、Mizuwariという日本語名でのエントリーで、これは日本人以外
には(当然ながら)不可解であり、教えてもらわなければ発音不能な言
葉です。それでも、ちゃんとバンド名を覚えて話し掛けてくる人もいまし
たし、そうでない人でも、プログラムを買ってバンドのプロフィール読ん
で、「ウィスキー&ウォーター」として頭にインプットし、次のスケジュー
ルをチェックしてライヴにやって来るのです。他にも素晴らしいバンドは
たくさんいるのに、わざわざ「水割り」を選んで観に来てくれるのです。
まったくの初出場にも関わらず、フェスティヴァルの常連やリヴァプー
ルの人々に、これほどの親しみを持って受け入れられるバンドも珍し
いと思います。ブッキングを担当した者としても、これ以上ない喜びで
した。ステージの横で彼らの演奏を見守りながら、ブライアン・エプスタ
インの気持ちが、ちょっとだけわかったような気持ちになりました。
「水割り」のみなさま、おつかれさまでした。そしてありがとうございまし
た。
台湾のジャーナリストHansさんが、フェスティヴァルの模様をヴィデオに
まとめました。
「水割り」の3回目のステージ、Cavern Club (Front)でのライヴが、
一部収録されています。ぜひご覧になってみてください。
http://www.wretch.cc/album/show.php?i=Hence0701&b=1&f=1393507135&p=0
このNLWや「スカウス・ハウス」のサイトでも、これから少しずつ、フェス
ティヴァルの模様を伝えていくつもりです。どうぞお楽しみに!
― Kaz(11/09/2007)
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▼「利物浦日記2007」
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「利物浦日記2007」 1 / Kaz
≪ http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo311.html ≫
【8月23日(木)】
「インターナショナル・ビートル・ウィーク2007」開幕!
…しかしフェスティヴァル初日のプログラムは、夜にキャヴァーンで行
われる「トラヴェリング・ウィルベリーズ・トリビュート・コンサート」のみ。
まだほんのイントロダクションといったところだ。
スカウス・ハウスのお客さんや、フェスティヴァル出場バンド「水割り」が
リヴァプール入りするのも、明日以降だ。
というわけで僕は、昨日に続いて「スカウスハウス・ツアー」の準備。こ
れが結構忙しい。
主催者への予約の確認、毎年お世話になっている人たちへのあいさ
つ回り、情報収集、備品の買いもの。そして今年からスタッフとして働
いてもらうミナコさんと、今後のことについて細かい打ち合わせ。これだ
けのことをするのに、昨日の半日と、今日のまるまる1日を費やすこと
になってしまった。
さあ、明日からいよいよ本番だ!
【8月24日(金)】
今日も快晴。僕は水曜日にリヴァプール入りしたのだが、ミナコさんに
よると「カズさんが夏を連れてきた」んだそう。その前の日まではすんご
く寒くて、「今年はとうとう夏が来なかったね」と言い合ってたということ
だ。まあ、僕が連れてきたというよりは、これが「ビートル・ウィーク」の
パワーなんだと思う。このままフェスティヴァルの終りまで夏が続いてく
れるといいなあ。
さて、「スカウスハウス・ツアー」は今日からスタート。
まず、僕自身の引っ越し。郊外のB&Bから中心部の学生寮に移る。毎
年このパターンだ。郊外のB&Bは僕のお気に入りの宿なのだが、歩い
て帰れる距離ではないので、機動力が勝負になるフェスティヴァル期
間にはちょっと使えない。対して学生寮の方は、暮らし心地はそんなに
良くはないけれど、フェスティヴァルのメイン会場であるアデルフィ・ホテ
ルのすぐ隣という絶好のロケーションなのだ。しかも、アデルフィと反対
側の隣はライム・ストリート駅。お客さんを迎えに行ったり、見送りしたり
するのにも便利である。
さらに今回は、僕の部屋は、バンドの楽器置場兼チューニングルーム
として、また、お客さんの荷物の一時預かり所としても重宝することに
なった。
引っ越しの後は、ビートルズゆかりのパブ「ジャカランダ」に行く。スタッ
フのドットに挨拶して、日曜日にブッキングしているハレルヤ洋子ライヴ
のPRポスターを貼ってもらうように頼む。ミナコさん手作りのポスター
だ。もちろんドットは快諾してくれた。
「カズ、あたし、この子知ってるよ」
「え? ほんとう?」
「うん、何度も何度も来てたよ。歌わせてほしいって言って。いつも断ら
れてたけど。でも今回はよかったね、ちゃんと歌えることになって」
「へえ、そうなんだ。そりゃ知らなかった」
ハレルヤさんからはそんなことは聞いていなかったので驚いた。もしか
するとドットの記憶違いかもしれない。
とにかくこれで準備オッケー。たくさんお客さんが来てくれるといいな。
昼前に「スカウスハウス・ツアー」最初のお客さんがライム・ストリート駅
に到着。ミナコさん&夫のイアンさんと一緒にお出迎え。宿泊先のアデ
ルフィ・ホテルに案内し、フェスティヴァルやオプションについて説明。し
かしこのお二人は何度も「ビートル・ウィーク」に参加されている常連さ
んだったので、とても話が早かった。
ミナコさん&イアンさんとマウント・プレザントの「キモス」でランチ&ミー
ティング。イアンさんと僕はヴェジ・バーガー、ミナコさんはヴェジ・ブレッ
クファスト…だったかな? この日以来、この店が我々のミーティング・
スポットとなる。
午後は、ミナコさんと一緒に、バンドの宿泊の準備。
今回多くのバンドの宿泊先となる学生寮「ケンブリッジ・コート」は、偶然
にもミナコさん宅のすぐ近くだった。しかも「水割り」に充てられたユニッ
トがある棟は、ほとんど隣といってもいいロケーション。「おぉ~い!」と
呼ばれたら「なぁ~に?」と返事ができそうな距離だ。なんという偶然!
ミナコさんと一緒に宿の内部を点検し、足りないものを買い出しに行く。
トイレットペーパー、シャンプー、ボディソープ、洗濯用の洗剤、紙のプ
レート、水、ビール…などなど、など。マグカップやフォーク、スプ―ン、
鍋などはミナコさんの家から持って来てもらうことにした。
近くのショップの営業時間もチェックし、これで準備万端。
さあ、水割りさんを迎えに行こう。
(つづく)
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