NLW No.441

December 14 2010, No.441
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  リヴァプール・ニュース / News of the Liverpool World   
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         *** http://scousehouse.net/ ***        

□■ INDEX ■□

 ▽フロム・エディター
 ▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」 <No.187>
 ▽「利物浦日記2009」15
 ▼スカウスハウス・ニュース
 ▽今週のフォト

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▽フロム・エディター
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今週は、ミナコさんの「ゴールドフィッシュだより」と僕の「利物浦日記2009」
の2本立てです。
ミナコさんのレポートはちょっと間が空いて3週間ぶりとなってしまいました。
楽しみにしている方には申し訳なく思います…すみません。
でも内容は濃いですよ、今回も。写真もたくさん!

特に、ウィリアムソン・スクエアのクリスマス・ツリーの写真が素晴らしいです。
もう、「はあぁ~~~~~~っ」とため息がでてしまうくらいに、美しいです。
ぜひご覧になってみてください。
僕なんかは、この写真を見て一気にクリスマスの気分になって、「うわーケーキ食
べたいなあ」と思ってしまいました。あとで買いに行こうかな。

しかしどうやったらこんな写真が撮れるんでしょうね。ミナコさん、プロのフォ
トグラファーとしてやって行けるんじゃないかな…。みなさん、そう思いません
か?

「利物浦日記」は、先週お伝えしたとおり、あと2回で2009年版は完結させら
れそうです。今年中にがんばって書きあげて、年明けから2010年版にとりかか
りますね。

えーと、「ゴールドフィッシュだより」や「利物浦日記」へのご意見やご感想な
どありましたら、info@scousehouse.net まで、ぜひお気軽にお寄せください。
「いつも読んでますよ」と言っていただけるだけでも、とてもうれしいです。ほ
んとに。

                          ― Kaz(14/12/2010)

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▼特派員レポート:「ゴールドフィッシュだより」
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「ゴールドフィッシュだより」 / ミナコ・ジャクソン
          ~ Goldfish Liverpool Update / Minako Jackson ~

 ― 第187号 / クリスマス・アート&クラフト・マーケット
                          +ダイノマニア! ―

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish187_photo.html

こんにちは。
ここ数週間のリヴァプールは、ヨーロッパを襲った寒波の影響で、氷点下をウロ
ウロする寒い日々が続いています。幸運にも、他の地域のような大雪に見舞われ
ることはありませんでしたが、それでも路面が凍結して、歩くのも一苦労でした。
たまに7、8度まで気温が上がると、生ぬるいような不思議な感覚になるのは、
寒さに慣れてしまったからでしょうか。
皆さんも温かくして風邪など引かれないよう気をつけてください。

今週はまずは、アート&クラフトマーケットから。11月下旬くらいから毎週末の
ように市内各地で行われていて、その数は去年よりも断然増えています。

目玉イベントとして挙げられるのが、11月27日にセント・ジョージズ・ホール
のグレート・ホールで行われた《Winter Arts Market》。
大盛況だった昨年の動員数をさらに塗り替える4500人が集まり、豪華なインテ
リアの中でショッピングを楽しんでいました。
ストールの数も去年の80テーブルから120に増え、リヴァプールおよび近郊に
こんなにもたくさんアート&クラフトメーカーがいるのか、と驚かされます。
また来年が楽しみです。

Winter Arts Market: http://winterartsmarket.wordpress.com/

♪ ♪ ♪

小さいながらもアングラっぽい独特な雰囲気が漂うカザミヤ(Kazimier)では、12
月5日に《The Kazimier Yuletide White Elephant Bazaar》が行われました。
メランコリックなアコーディオンの音色をBGMに、手作りの工芸品やホームメイ
ドのパンやパイが売られていたほか、着ぐるみのクマまで登場し、シアターの舞
台のようなマーケットでした。

Kazimier: http://www.thekazimier.co.uk/

♪ ♪ ♪

同じ日、ホープ・ストリートではブラックバーン・ハウスや近隣のレストランが
中心となって、第1回の《On Hope Street》が行われました。
建物の前の駐車場には、フェアグラウンドが置かれ、ロバまで登場しました。寒
いながらも晴天に恵まれ、ホットドリンクを片手に色とりどりのお菓子に目移り
しながら歩いて楽しめました。
屋内では、こちらでもアート&クラフトマーケットがあり、たくさんの人たちが
クリスマスショッピングに勤しんでいました。

On Hope Street: http://www.onhopestreet.co.uk/

♪ ♪ ♪

今年は、毎年恒例のサンタダッシュを見そびれてしまったのですが、その代わり
といったら何ですが、ワールド・ミュージアム・リヴァプールで、なんとティラ
ノザウルス・レックスを見ました!バンドではありません、恐竜のレックス君で
す。これは、12月2日から5日まで行われた《Dinomania!》イベントの一環で、
全長4.2メートルのティラノザウルスが博物館内外で大暴れしました。

この大きさで7歳で、成長すると全長12メートル、高さ4メートルになり、時
速40キロで走ったといわれています。もの凄いスピードです。
子供も大人も驚きで悲鳴を揚げながらも大喜びしていました。

このイベントは終了してしまいましたが、博物館で収蔵している8000万年前の
恐竜の卵が、期間限定で来年1月末まで一般公開されます。

博物館のショップコーナーも恐竜フィーバーで、クリスマスムードで盛り上が
るミニ恐竜も見られます。

Dinomania! – World Museum Liverpool:
http://www.liverpoolmuseums.org.uk/wml/features/dinosaur-weekend.aspx

♪ ♪ ♪

ウィリアムソン・スクエアにもクリスマスツリーが立ち、今年もスケートリンク
ができました。
ショッピングセンター<Liverpool ONE>でも、スケートリンクや乗り物などのア
トラクションが冬季限定でオープンしています。
路面がツルツルなので、すでにスケートは充分という気がしないでもありません
が、少し温かくなったら気を取り直してトライしてみようかと思います。

♪ ♪ ♪

【今週の告知】
バイエニアルは終わりましたが、リヴァプールのアート熱はまだ冷めていません。
Tate LiverpoolとFACTでは、ナム・ジュン・パイク大回顧展が同時開催されま
す。12月17日から来年3月13日まで続きます。

Tate Liverpool:
http://www.tate.org.uk/liverpool/exhibitions/namjunepaik/default.shtm

FACT: http://www.fact.co.uk/about/exhibitions/2010/nam-june-paik

それではまた!

ミナコ・ジャクソン♪

 ≪ http://scousehouse.net/goldfish/goldfish187_photo.html

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▽「利物浦日記2009」15
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「利物浦日記2009」15 / Kaz

http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo441.html

【8月31日(月)】

今日は<マシュー・ストリート・フェスティヴァル>の日だ。英国中から、世界
じゅうから、そしてもちろん、地元リヴァプールじゅうから、30万人もの音楽
ファンがこの街に大集合する。
シティ・センター中心部は昨日から車の通行が制限された。6つの野外特設ス
テージと、80ヶ所以上のインドアライヴ会場は、すべて歩行エリアの中におさ
まっている。もちろんエリア内は自由に行き来することができ、路上で飲んだり
食べたりすることもできる。通常は道で歩きながらビールを飲むと犯罪になるが、
この日のこのエリアではOKだ。年に一度の、音楽と平和の楽しい祭典なのであ
る。ピース!

9時半にYちゃんたちと近所の<ロイズ・バー>でゆっくり朝ごはん。僕はヴェジ
タリアン・ブレックファスト。お茶つきで£4だった(と思う)。味は悪くない
し、ヴォリュームもちょうどいい。
4人で楽しくおしゃべりをしているうちに、ブルーマーガレッツとの集合時間に
間に合わなくなってしまった。さとみさんに電話して現地集合に変更。

10時20分、キャヴァーン・パブに到着。ブルーマーガレッツのみんなはすでに
着いていた。
彼女たちは11時からここでギグなのだが、その前に、アメリカのフィルム製作
会社<アクト・ナチュラリー・プロダクション>のインタヴューを受けることに
なっている。製作スタッフは昨年から馴染みのジョンとスティーヴだ。
しかし10分待っても彼らはやって来ない。その間に、たまたま通りかかった
ビートルズおよびマージービート研究家のイアン・フォーサイスさんをつかまえ
て、ブルーマーガレッツと記念写真を撮った。

11時10分前ごろにやっと、スティーヴが現れた。
「スティーヴ! 遅いよ~」と僕。
「おおカズ、なにが?」とスティーヴ。
「なにって、ブルーマーガレッツのインタヴューじゃん。あれ? ジョンは?」
「ん? インタヴューはこのギグの後だろう? ちゃんとスケジュール取ってあ
るよ。<ハード・デイズ・ナイト・ホテル>で収録するよ」
「いや違うよ! 最初はギグの後って言ってたけど、ギグの前に変更してもらっ
たんだよ。ジョンに伝えたはずだけど」
「いや、何も言ってなかったけどな。後じゃだめなのか?」
「うん、僕がダメなんだ。アスプレイズのギグがあって」
「う~んそうか、今からってわけにもいかんしな。もう時間がない。オーケー、
あきらめるよ」
「悪いね、スティーヴ」
「こちらこそ。気を悪くしないでくれ、ちょっとした行き違いだ。カズ、これか
らも俺たちはフレンドだよな?」
「もちろんフレンドだ、スティーヴ」

と、スティーヴと友情の握手を交わしているとき、ブルーマーガレッツのサムさ
んから、「カズさ~ん、来て来て~」と声がかかった。
走って行くと、彼女たちのそばにはTVの取材スタッフがいた。
「インタヴュー、インタヴュー。BBCだって!」とサムさん。

なるほど、ブルーマーガレッツのインタヴューの通訳なのだなと合点して、急い
で息を整える。
「アー・ユー・レディ?」とBBCの記者。
「はあ、はあ、はい、行きましょう」と僕。
「えーと、まずこのフェスティヴァルについての感想を」
「はいはい、(ブルーマーガレッツに)フェスティヴァルについての感想だって」
「いやいや、君に訊いてるんだよ」
「ん? え? おれ? 彼女たちじゃなくて、おれ??」
「そうそう」
「えーとえーと(途端にしどろもどろ)、そりゃもうファンタスティックですよ。
いい音楽にいいバンド、たーくさんのオーディエンス、すんばらしいアトマス
フィア。これ以上なにがいるんだって感じで」
「ビートルズは好きですか?」
「んー、まあまあかな。だっておれ、ローリング・ストーンズのファンだから」
「?」
「いや、すみません、面白くないジョークです」
「……」

他にも何か訊かれたけど、よく憶えていない。
なにしろ不意打ちだったので、気のきいた回答がまるで思い浮かばなかった。
ブルーマーガレッツがインタヴューを受けるときには、いつも「つまらんな~。
もっと面白いこと言ったら~?」と茶々を入れてるのに、その本人がこの体たら
く。情けないなあ…。
でも放送されるとは決まっていない。ほかにもたくさん取材するだろうから、こ
んなつまらないコメントはきっとボツになるはず。なってほしい…。

気がつくと、キャヴァーン・パブの前にはたくさんの人が列を作っていた。こ
んなに早い時間のギグなのに、みんなブルーマーガレッツに会いたくてやって
来たのだ。おなじみの顔がたくさん並んでいる。

ギグの開始時間、11時にドアが開いてみんなで入場。それからスタンバイ。
定刻より15分くらい遅れて、ブルーマーガレッツ最後のギグがスタートした。
セット・リストは以下のとおり。

<A Hard Days Night><Can’t Buy Me Love><Ticket To Ride><Please Please Me>
<Till There Was You><No Reply><Boys><Roll Over Beethoven><She Loves You>
<I Want To Hold Your Hand><Please Mr Postman><Eight Days A Week>
<I Saw Her Standing There>

ポップなナンバーがずらりと並ぶ、なんともストレートな選曲である。彼女たち
なりの、ファンのみんなへのお礼のメッセージが込められているのかもしれない。
サムさんの声がかすれている。いや、喉がつぶれている。金曜日からの3日間で、
あれほどハードなギグを6本も重ねてきたのだから無理もない。しかし彼女は声
がかすれていようが喉がつぶれていようが、まったくおかまいなし。いつもどお
り全身でパフォームする。横で見ていても気持ちがいい。

サムさんだけではない。4人とも元気いっぱいだ。彼女たちの奏でるサウンドが、
彼女たちのアクションが、彼女たちの笑顔が、「この場所にいるのがうれしい、
ここで演奏するのが楽しくてたまらない」と叫んでいる。そしてそれは、確かな
ヴァイブレーションとなって、この小さなパブを共鳴させている。

ブルーマーガレッツ最後のギグが終わった。
満場のオーディエスから、万雷の拍手と歓声。誰もが笑顔だが、「もうこれで会
えないんだなあ」という一抹の寂しさを隠せずにいる。
僕だって、このラヴリーでパワフルなバンドのギグをあと2、3本は観たいと思
う。そんなにやったら誰も声が出なくなってしまうだろうけど…。

オーケー、さあ次はアスプレイズ。ダービー・スクエアの野外ビッグ・ステージ
だ!

(つづく)

http://scousehouse.net/magazine/nlw_photo441.html

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*** 今週の「ゴールドフィッシュ」フォト ******

ミナコさん撮影による素敵な写真をたくさんたくさん掲載しています。ぜひご覧
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http://scousehouse.net/goldfish/goldfish187_photo.html

*** 今週のフォト・アルバム ******

「利物浦日記2009」に関連した写真を掲載しています。Zooさん、ブルーマーガ
レッツの写真をありがとうございました!
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