※このページは旧サイトから移行したアーカイブページです。
掲載内容には掲載当時の情報が含まれます。
| from NLW No.475 – September 20 2011 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 【 Introduction:はじめに 】 このところのリバプールは、変化に富んだお天気続きで、すっかり秋の気配が漂っています。 先週のAnfieldに続いて、今回はおとなりのGoodison Parkから“Footballの旅Vol.26”をお届けします。フットボールのファンの皆さん、しばらくの間お付き合い下さい。 【 Goodison Park:グディソン・パーク 】
実際にこの日、クラブの将来について、財政面を含めて明らかなビジョンが示されないことに不満を持つ、約300人のファンやクラブメンバーが集結し、 “Let go if you love the club”(クラブを愛しているなら、手放してくれ)と書かれたプラカードを持って、Goodison Parkの周囲をデモ行進した。 ファンや組合側としては、選手補強や新しいグラウンドの建設のための資金調達の遅れにジレンマを感じており、クラブを売却することに対しても消極的なKenwright氏の態度に痺れを切らした様子である。
【 New Players Update:新移籍情報 】 就任11シーズン目を迎えるEvertonのDavid Moyes監督は、限られた予算と薄い選手層にも関わらず、毎年確実な成績を残している。この10年間で10位を下回ったのはわずかに2回(プレミアリーグは全20チーム)。ここ4年間の順位は、6位、5位、8位、7位である。UEFAチャンピオンズ・リーグ出場権を得ることのできる4位以内は難しくても(04-05シーズンは4位に入った)、リーグのセカンド・グループのポジションは死守している。 昨シーズンも序盤は下位に埋もれていたが、強固なメンタリティーで見事にチームを立て直し、シーズン中盤にはリーグテーブル真ん中に戻して、最終的には7位につけた。ちなみに6位はリバプールで、ポイント差は4であった。 しかし8月31日の移籍マーケット最終日、またもやエバートン・ファンにとっては悔しいニュースが飛び込んで来た。 現有戦力の引止めが必要不可欠であったエバートンだったが、チームの要のひとり、MF Mikel Artetaが£10mでArsenalに引き抜かれてしまったのだ。MF Tim Cahillと共にチャンス作りに欠かせないキープレイヤーだっただけに、ファンの落胆は隠し切れない。 1992年のフットボール・リーグ設立のメンバーであり、以来120年間降格なしのエバートンであるが、この厳しい情況の中、存在感を示し続けられるのか、あるいは上位への躍進はあるのか、今年もMoyesの手腕が試されると言えよう。 一方のアウェイチーム、イングランド中部ミッドランド地方のAston Villaもまた、世界最古のリーグに参加した12チームの1つである。今回、最も大きな動きはGKの移動で、Brad FriedelがTottenham Hotspur(スパーズ)に抜けて、Manchester CityのShay Givenが代わりにゴールマウスに入った。スパーズからはDF Alan Huttonが移籍入団で、MF Jermaine Jenasがローンで加入した。 ほかには、イングランド代表のウインガーでもあるMF Ashley YoungはManchester Unitedに去り、そして前回の“Footballの旅”でも触れたが、同じくイングランド代表のMF Stewart DowningがLiverpoolへ移籍した。 昨シーズンは開幕直前に前々監督であったMartin O’Neill がクラブ方針との不一致で、突然辞任。その後フランス人で元リバプールの監督でもあるGerard Houllierが引き継ぐが体調を崩しやはり辞任と、不安定なチームの中で一時は残留争いに身を置いていた。しかし同じミッドランドのバーミンガムの監督であったAlex McLeishが就任後は落ち着きを取り戻し、最終的にはリーグの9位につけた。今季はDowningやYoungの穴をどの様に埋めていくか、こちらもMcLeishの腕の見せ所である。 【 Kick Off:試合開始 】 ビラサイドは、もちろんゴールに新メンバーGiven、そしてHuttonは右サイドバックに入り、Jenasはベンチ入りした。FWには、怪我から戻ったDarren BentがEmile Heskeyと並んだ。 McLeishが率いるビラは、Moyesが率いるエバートンに、これまで一度も勝った事がないそうだ(1敗4引き分け)。今日のこの試合でこの記録から逃れられるのか、これも楽しみである。また、エバートンのCahillはビラ戦にめっぽう強く、最近の10試合で6ゴールを記録している。 <前半> 試合を観戦するチェアマン(オーナー)であるKenwrightの顔がスクリーン一面に映し出され、サポートする拍手とプロテストのブーイングとが交差する不思議な空気の中、試合が始まった。 スタート直後からホーム・エバートンがポジティブに攻撃を仕掛けていく。しかしながらビラの堅い守りに遮られ、ゴールまでなかなか届かない。 ミッドフィールドでのバトルが続くが、次第に主導権はエバートンに渡り、ビラのデフェンス陣も掻き回されて行く。 17分、ビラのエースHeskeyが早くも怪我でアウト。MF Barry Bannanが交代で入ったその直後の19分、エバートンにチャンスが巡ってくる。 MF Stiliyan Petrovがクリア出来なかったボールをCahillがホールドし、後ろに回り込んでフリーになったMF Leon Osmanにパス。Osmanの左足でスロットされたボールは美しくネットに収まった。1-0。グディソンの観衆は一気に立ち上がり、ホームチームの先制点に湧いた。
エバートンの勢いは続き、追加点も時間の問題と思われたが、前半は1-0に終わった。 <後半> 後半に入ってもエバートンが主導権を握り、攻勢をかける。 DF Leighton Bainesがドリブルで仕掛け、ペナルティ・ボックス内で倒されるが、惜しくもファウルとは認められず。続いてDF Phil Jagielkaのターゲットへダーが決まったかと思われたが、ボールはわずかにバーを越えた。 そして62分、今度はビラにチャンスが回ってきた。左サイドからのパスを中央30ヤードで受けたPetrovが、火を噴くような豪快なシュート。Tim Howardが守る堅牢なエバートン・ゴールをこじ開けた。1-1!
同点に追いつかれたエバートンだが、67分、ペナルティ・ボックス内でJagielkaがMF Fabian Delphのファウルでペナルティーを得る。 PKはBainesが問題なく決めて、再びエバートンが2-1とリードを奪った。
83分、FW Gabriel Agbonlahorがペナルティ・ボックス前で粘ってボールをキープ。そして左サイドに走り込んできたMF Marc Albrightonにパスしてゴール前へ。フリーで受けたAlbrightonがゴール右ポスト前に正確なクロスを上げると、Agbonlahorのヘダーが綺麗に決まった。2-2! 【 Ending:試合終了 】 結果は2-2のドロー。McLeishビラのMoyesエバートンに対する成績は通算1敗5引き分けとなり、未勝利記録は更新された。 エバートンとしては、特に前半、多くの決定的チャンスをつかみながらも得点につなげられなかったことが悔やまれる。最後の最後でそのツケを支払わなければならなくなってしまった。 今後の注目は、10月1日に迎えるGoodisonでのマージーサイド・ダービー戦。 今シーズン初めてのスカウサー対決であり、スコッティッシュ監督対決である。 どの様な形で繰り広げられるのか、今から楽しみである。
【 マッチ・データ 】
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| from NLW No.475 – September 20 2011 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright(C) 2014 Eri Shimomura & scousehouse |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バックナンバー
- Vol.1 CL LFC vs Chelsea 28 Sept, 2005
- Vol.2 LFC vs Chelsea 02 Oct, 2005
- Vol.3 EFC vs Chelsea 23 Oct, 2005
- Vol.4 Man Utd vs Bolton 31 Dec, 2005
- Vol.5 EFC vs Arsenal 21 Jan, 2006
- Vol.6 EFC vs Tottenham 15 Apr, 2006
- Vol.7 LFC vs Blackburn 14 Oct, 2006
- Vol.8 Man Utd vs LFC 22 Oct, 2006
- Vol.9 EFC vs Aston Villa 11 Nov, 2006
- Vol.10 EFC vs Man Utd 25 Sep, 2007
- Vol.11 EFC vs Sunderland 24 Nov, 2007
- Vol.12 CL LFC vs Arsenal 08 Apr, 2008
- Vol.13 Man City vs Arsenal 22 Nov, 2008
- Vol.14 CL LFC vs Marseille 26 Nov, 2008
- Vol.15 LFC vs EFC 16 Jan, 2009
- Vol.16 LFC vs Sunderland 03 Mar, 2009
- Vol.17 EFC vs Arsenal 15 Aug, 2009
- Vol.18 Man City vs Chelsea 05 Dec, 2009
- Vol.19 LFC vs Tottenham 20 Jan, 2009
- Vol.20 EFC vs Man Utd 20 Feb, 2009
- Vol.21 LFC vs Arsenal 15 Aug, 2010
- Vol.22 EFC vs Man Utd 11 Sep, 2010
- Vol.23 Man Cuty vs Arsenal 24 Oct, 2010
- Vol.24 LFC vs Aston Villa 06 Dec, 2010
- Vol.25 LFC vs Bolton 27 Aug, 2011
- Vol.26 EFC vs Aston Villa 10 Sep, 2011
- Vol.27 LFC vs EFC 13 Mar, 2012
- Vol.28 LFC vs Chelsea 08 May, 2012
- Vol.29 LFC vs Man Utd 23 Sep, 2012
- Vol.30 EFC vs Sunderland 10 Nov, 2012
- Vol.31 LFC vs Norwich 16 Jan, 2013
- Vol.32 Wigan vs LFC 02 Mar, 2013






